本日の読書

機械仕掛けの蛇奇使い』 上遠野浩平

『虚無を心に蛇と唱えよ』の別バージョンであるところの本作だが、本当に微々たる部分しか加筆も修正もしていなかったので、懐かしい気持ちを抱えながら読み進めていたのだが、そうは問屋がおろさないってなもんで、やはり確りと肝心な部分に修正を加えてたりしていた。まさか、という気もないのだが、相変らずなあの人がしぶとくコレにも登場したってことで、どんどん世界はリンクしていくんだなあと改めて実感。個人的には虚無の方がラストとしては好みなんだけど、まあ物語としてみたら今回の方がいいのかも。ビート以来久々の上遠野作品でしたが、期待通りに楽しめました。後はさっさと事件シリーズを出してくれればいうこと無いんですが。


『ゆらゆらと揺れる海の彼方②』 近藤信義

今回ついにアールガウ神聖帝国皇帝、シグルドが登場。往年のFEファンは速攻で青髪の一目ぼれボーイ(?)を思い出すでしょうが、基本的にあんな感じの人です。ジュラが現在進行形で英雄になろうとしている歌舞伎者だとすれば、シグルドは既に生きながら伝説と化している勇者。そんな二人が戦う日はくるんでしょうか、くるんでしょう、そらまでに人気低迷で作品切られさえしなければ。

ふとしたノリで購入したこの作品の続刊が(俺的には)早くも登場したので読みましたるところ、1巻目に比べて更に面白い。1巻とは活躍してるキャラがさっぱり違うので、今回面白かったのはシグルドを中心に据えていることと、もう1人良い感じのキャラがいたってことが大きいのかもしれません。内容事態は奇天烈な展開になるわけでもなく、ほとんど思ったとおりに進んでいくのですが、前半から中盤にかけての攻城戦は手汗握るもので、気づいたら一気に読み終えてる感じでした。あと、この世界に存在している海獣っていう生命体が今回はほとんど出番無しで、なんか普通に中世のヨーロッパ辺りの話を見ているって感じだったのが俺好みだったのかもしれません。

実の所、俺は妙な生物とかがでてくる微妙にファンタジーな世界よりも、個性溢れる英雄が攻防を繰り返すような軽めのファンタジーも大好きなのです。ロードスとかソードワールドとかみたいに、多種族が共存しているってレベルまでにファンタジーに特化してくれたのならばスパッと頭切り替えて楽しめるんですけどね。