本日も読書

鉄コミュニケイション①ハルカとイーヴァ』
鉄コミュニケイション②チェスゲーム』秋山瑞人




貴方は何を想いますか?

目が覚めたら自分一人。
5体のロボットとの穏やかな日々。
自分だけが皆とチガウ。
それでも私は幸せだった。
そんな時に出会ったもう一人の自分。


貴方は何を想いますか?

目が覚める前に喰らい尽くされた四肢。
自分が生き残るために必要だったなのは皆の体。
取り残された私に残っているのは怨念にも似た一つの肉体。
死ぬことが出来ず放浪する荒野で出会ったのは旅の仲間。
私と貴方、それだけで何処までも歩いていける。
数え切れない程の歩みの末に出会ったのは一人の少女。


二つの想いと一つの顔。
一人の少女と一つの形。

地球最後の物語。

イリヤの空でお馴染みの秋山瑞人の本。何気に秋山さんの著作の半分は原作つきのノベライズ。この作品は昔衛星でやってたけど絵柄と内容が好みじゃなくて5,6話で見飽きた話だけど、秋山さんってことで迷わず購入。

予想通り、むしろ予想以上に楽しめました。

この作品の肝は、冒頭で説明される主人公の境遇にある。しかもその説明がわざとらしいものでなく、あくまでも自然に主人公自身に語らせているというのが秋山さんの巧さを物語っている。

出てくる少女は一人の例外も無く自分勝手で我侭で子供っぽい。我慢をするってことを知らないし自分の行動が周囲に与える影響ってのをまったく理解していない。正直読んでて苛々するし、こんなガキが同級生だったり妹だったりしたら毎日毎日口喧嘩すると断言できる。

それでも彼女たちを容認してしまうのは、彼女たちを取り巻く環境が環境だから。

どんな原作でも書き手が変われば全く違うものになる。
そんな当たり前なことをわからせてくれる作品でした。