今日の読書

蹴りたい背中綿矢りさ

芥川賞をガキが受賞したってことで異常に売れた作品。
作品内容を簡潔に言うと『対人関係がうざい女子高生とモデルオタクとのどうでもいい夏の話』って感じ。
文章の構成力とかそういうのには文句はないんだけど、単純に面白くなかった。学生時代が遥か彼方の出来事である中年諸君や等身大の女子高生に共感を覚えたい同年代な人々が読むと、もしかしたら面白いのかもしれないけれども、そういう区分に属していない人は読む必要もないと思う。芥川賞という賞の存在意義の無さを知りたいって人も読むべきかもしれないけど。

この作品で唯一しっかりしてるなあと思うのは主人公の行動原因を初めとした心理描写なんだが、これを書いたのは主人公に限りなく近い同性であるため、想像力が豊かとか発想が凄いとか言う感想は一切抱くことができずに、ああ、この作者は文章を書くのが得意なんだなあ、と思うだけにとどまってしまった。