かなり流し読みな奴ら

学校を出よう!2 I-My-Me』谷川流

学校を出ようを名乗るくせに学校での描写が何気に少ないこのシリーズ。
今回にいたっては一度たりとも学校に登校しなかった主人公だったりする。
前回は能力者のネットワークに関してのいざこざを幽霊憑きの兄ちゃん視点でお送りしたわけだが、今回は時間移動がテーマで、一人称なんだか三人称なんだか判断がつけずらいややこしい具合でストーリーは進行。タイムパラドックスネタは別に嫌いじゃないんだけれども、こういうややこしいのをグダグダやれるのはどうにも好きになれない感じ。文体自体があまり趣味じゃないって事もあるんだけれど。

今回は第三も出てこなかったっつーことなので俺的には外伝的扱いをしちゃうんですが、多分そのうちこいつら纏めて再登場するだろうから記憶の片隅においときましょう。

学校を出よう!3 The Laughing Bootleg』谷川流

文章の冗長さに関しては戯言作者西尾維新に匹敵するのが谷川流なんですが、維新的冗長は究極まで楽しめるのに比べて谷川的冗長は如何にも楽しみきれない感じがしてなりません。そこの部分が問題なんでしょうね、きっと。
今回は舞台は転じてまたもや第3。相変わらず不思議事件が連続でおきるわけでして、今回はドッペゲーンガー的現象。②に比べたらかなり楽しめたんですが、これはきっと登場人物の問題と扱う事象の問題なのでしょう。折角なので今回の事態が自らに降りかかってきたら如何思うかっていうのをシュミレーションしてみたんですが、増やす方になるならいざしらず、増えるほうになっちまったら流石に気が狂うんじゃないかって気がしました。そうなった場合に出てきた自分って言うのは多分尋常じゃないほどにイメージどおりの自分か目を背けたくなるほどに素敵な自分のどちらかでしょうから。

順調に張られていく伏線と明かされていく設定が気になるので既刊の4巻もなるべく早期に仕入れて読む予定です。