っていうか読みすぎ

『吸血鬼のおしごと③』鈴木鈴

前回で問題が解決した修道女は兎も角、問題山積みなのが幽霊女で、今回は彼女の話で一本終わってます。
葛藤葛藤また葛藤って感じで、生きてる間のトラウマとか天真爛漫娘の無自覚攻撃とかが相乗して大爆発。ゲストキャラの幽霊君の策略兼愛情まで加わった日にはさあ大変ですよ。今回も我らが吸血鬼の独白が多々散りばられてますが、吸血鬼をそういうモノに分けているのがこの枠品の良い所ですかね。だからこそ妙な共同生活が最悪で素敵なものになってるわけです。一応の問題は解決した感じだからこの後は幸せに暮らしてくれると嬉しいなあ、と思いつつそんなことはありえないってことぐらい承知できてるわけですが。


『英雄大戦―織田信長対チンギスハン』柘植久慶

俺は歴史上の人物の生き様とか歴史の流れがすきなんであって、別段歴史上の人物が引き起こしたり活躍したりした戦闘行為自体には何の興味も無いんだなあ、ということを解らせてくれた作品なんだけど、それはつまりこの本に興味がもてないということと同意であって100ページ読んだ時点で飽きてエピローグだけ読んじゃったということ。別に読むに値する作品では無かったです。


『スカイワード』マサト真希

両性具有ならぬ両性具無な中性人と貧民街出の舞姫様と虐められ娘な修道女と秘密満載の擬人がお送りする人生開花物語。皆が皆トラウマもってたり現状に不満たらたらだったりするんだけど、中性人な人と関わってく中で相乗的に前向きになったりするわけです。

シナリオ的には上々で、文章的には読みやすいけれど何か冗長的な感じ。なんていうかやや上品な舞城とでも言おうか。個人的に結構好きかも。ただ、絵がちょっと甘い感じがする。素人臭さが抜けてないというか、精進してください。

物語として綺麗に終わっているものの色々と謎は含んだままだったりして、どうも来月二巻が発売するらしい。読み終えたら即座に売り払おうと思ってたんだけど、修道女と擬人の今後が知りたいので追いかけていこうと思います。


我が家のお稲荷さま。柴村仁

読み始めは凄く怪奇的なバイオレンスものか・・・と思わないこともなかったんですが、2章以降はギャグ満載。ていうかコウが余りにも可愛くて久々に萌えまくりという感じでして、狐様は性別も超越しくさってるせいで男女使い分けなので色々微妙だったりして、後はまあ土地神が人智を超えすぎた商人してるところとかも見所ですかね。流石は金賞受賞作って感じで、しっかりと一巻で綺麗にまとめてるし主人公(?)の問題もバッチリと解決させちゃったりしてます。これは以降も買いですね。今日読んだ中では一番面白かった気がします。