事故現場

帰宅後、ジャージに着替えポケットに財布と携帯電話、ipodをつっこんで謎のドロドロジュースを飲む。汚いシューズを履いて外に出る。いつの間にか秋の気配が世界を覆いつくしたようで、18時前だというのに陽はくれきっている。いつもどおりにダラダラと歩いていると道の端っこにしゃがみ込んでいる制服姿の女性が一人。その前には転倒した単車。更に向こうには携帯電話にむかって『・・・交通事故・・・』といっている女性が一人。ふと気になって車道に目をやると、しゃがんでいる女性の足元には倒れた男性。通り過ぎても良かったのだけれど、何となく気になったので声をかけてみる。返答したのは制服を着た女性。多分目の前にあるドコモショップの店員。意識はありますか?という俺の問いに対して、それは大丈夫です救急車も呼んで今は動かないようにしてもらってます、とのこと。ならば俺に出来ることは無い、と断言できたので会釈をしてウォーキングを続ける。帰り道、その場所には救急車が一台と警察官が3人。救急車は俺の目の前でサイレンを鳴り響かせて走り抜けて行った。警察官は一人が加害者と話して、二人が立番。横目で見ながら家路を急いだ。