4冊

スレイヤーズすぺしゃる23 ブレイク・オブ・ディスティニー』神坂一

短編集もすでに23冊目。
毎回ある程度面白い代わりに傑作なんてほとんどないのが特徴といえば特徴。
今回もそんな感じなので問題はなし。
ただこれら全てを同一世界での出来事と認識するのはもう無理な気が。
時間的に短編と長編の間での猶予はせいぜい2,3年と思うんだけど、短編中でおきた事件とかそういうのを考えると軽く5,6年は短編内だけで経過してるんじゃないかと。一つの事件の後日談の間の時間に複数の事件を経験していると仮定してもいいんだけど、リナは旅をしているわけなのでそれらの移動時間とかを計算したら絶対に成り立たないよなあ。なんてことを本気で考えるほど暇じゃないのですが、ここ数年気になってたのでここらで主張しときます。


『Missing③ 首くくりの物語』甲田学人
『Missing④ 首くくりの物語・完結編』甲田学人

持ち回りで文芸部のメンバーが怪奇に捕らわれる本作。
今回は稜子がメインとなってお話は進む。
此処にきてようやく京極とブギーとは似て非なるものであるという確信が得られた。
何を今更という感じは否めないものの気がついただけよしとしよう。
しかし特異点の近くにいるとはいえメンバーにばかり災難がこなくてもいいと思うのだけれど。

今回はテーマが有名な梨取り話ってことで、3兄弟の長兄たる俺としては身につまされる感じ。
うちの場合は全員見事におっ死ぬことになることが容易に想像できるのも逆にむなしいというか。
色んなところに怪奇と魔術は潜んでいるのですねえ。


スレイヤーズすぺしゃる① 白魔術都市の王子』神坂一

毎度おなじみスレイヤーズすぺしゃるの第一巻。
この時点で既に作品としての基盤が見事に確立されている。
長編よりも更に変な登場人物に翻弄されたり翻弄したりするリナのどたばたな日常を綴ったハートフルコメディ・・・といえなくもないような内容だけど、そんなかわいげのあるものじゃなはな実際は。しかし実際のところリナはいったい何人の盗賊たちを殺っちゃってるんだろうか。ディルブランドとかぐらいならともかく、ドラグスレイブで本拠地ごと吹っ飛ばしたときなんかは3桁単位の人死にが出てると思うんだけど。