没頭

School Rumble Private File』

スクランのガイドブック。
24ページに渡るカラーイラスト、主な登場人物の裏設定、街や家や学校の資料だけでなく、あの幻の人気投票や5巻の限定本の中身まで孕んでいる恐るべきガイドブック。読み応えはありすぎるというか、そこまでキャラの設定考えてたんすか小林先生!と叫びたくなるような内容。つっても1500円分の価値があるかどうかっていわれたら答えに詰まるわけだが、800円ぐらいの価値は充分にあると断言することは容易。スクランファンなら必読だ。


『そして、警官は奔る』日明恩

外国人の不法滞在に売春とくれば、戸籍の無い子供。中国なんかにも戸籍の無い子供は只管一杯いるらしいが、日本においても満更少ないというわけではない。ビザがとっくにきれた外国人がまっとうに日本で生きるのならば日本人と結婚するのが手っ取り早いしそれ以外には日本人の子供こしらえて認知させるなりするのが真っ当な方法。つっても言うほど簡単じゃないわけで、そうなると戸籍の無い子供が一般人の目に付かない場所に存在することになる次第。人間ってのは自分に近いものであればあるほど感情移入しちゃうもので、ゴキブリだの蟻だのを手当たり次第に殺せても犬とか猫とかいった哺乳類になるとそうそう殺せたものじゃない。それが同じ人間だったら尚更。いや別に殺す殺さないとか言う話じゃねーんだが。長くなりそうなので本筋に行くと、これは幼女趣味な変態男が戸籍の無い外国人少女を買って監禁して弄りたおしていたのが発覚したことに端を発しており、不法滞在売春虐待といった、実は全然珍しくないけど皆見ない振りして生きているようなことについてこれでもかって具合に見せ付けてくださる警察ものである。警官として人間としてどうすればいいかって葛藤だとか、犯罪者に対して必要なのはトドメか救いかとかが中々良い感じに描かれています。ミステリーというのはちょっと抵抗があるんだけど、警察関連の事象に興味がある人は読むのをお勧め。この内容に異を唱えれるぐらいに実際の警察組織に詳しい人はおかしなところにツッコミいれれば良いし、この内容を鵜呑みに出来ちゃう人は素直に呑んじゃえば良いのです。