二冊

『震災列島』石黒耀

東海大地震がいつおきるのかは知らないが、起きたら阪神淡路の時と比較にならない被害を東海を中心とした日本中が起きて死亡者や被害者が大量に発生してその被害は途方も無いものとなり日本という国自体が滅んじまうんじゃないかなー、ぐらいのことはぼんやりと考えていた俺だが、これを読むとその想像はかなり控えめなものなんだなあと意識が変わった。小説としてみると前作の死都日本に比べて、災害自体ではないわき道のイベントがメインに描写されていて少々物足りない感じはあるが、震災における被害をイメージするという意味ではかなり役立った。でもまあ読んだ所で日本が変わるわけではないから読もうが読まないが俺個人にふりかかる被害がかわるわけではないのだけれど。ただまあ一ついえることは実際に震災がおきたらそれ以前の日本を保つことは不可能であろう、ということで、それが嫌なら震災が起きる前に日本を作り変えなきゃ駄目なんだがそんなことが出来るならとっくの昔に出来ているからやっぱり諦めなきゃ駄目なんだろうなー、という確信を持つことはできました、と。


ラーゼフォン 夢みる卵』大野木寛

TVアニメラーゼフォンのサイドストーリー。
ラーゼフォン本編では描かれていなかった幾つかの事象が書かれています。
文章は巧いし話の組み立ても見事。
シナリオとシナリオの間もしっかり埋めれていて素晴らしい。
アニメのファンは是非に読んでおくべき逸品。