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ブギーポップ・バウンティング ロスト・メビウス』上遠野浩平

つまりは因果応報ってことですが、自分のやったこととかやられたことってのは巡り巡って還ってくるのが世の常。まあ100やったことが100還ってくるというわけではなく、倍になったり半分になったり量的には結構変わりつつも本質的には同様の結果が巡ってくるってだけのことなんですが。量を決定するのはそれ以外の部分での因果応報で、多分そういうの全てを計上したら、プラマイ0になるんだろう、と思ってますが客観的に観測し続けねーかぎり実際どーなのかなんてわかんないので適当に言ってるわけですけど。

相変わらず色んな方向に枝を伸ばし続けているブギーポップシリーズ。今回もいつもどおり物語的に進んでるんだか進んでないんだか全然わからない感じでした。この話を経ることで、このストーリーとしては一歩前進したんだろうけど、これをやっちゃったことで物語が更に膨らんでしまい、実質的には2歩後退したんじゃないだろうかと思ってます。いや、まあいいんですけど。

今回は懐かしのキャラともいえる織機をメインの登山ものです。新キャラ旧キャラが入り乱れ(大半は名前とか回想とかで出るだけだが)て、もはや誰が誰だか覚えてねーぞって感じなんですけど、シリーズものとしての評価は可もなく不可もなくって感じ。読み続けてる人は読めば良いけど、読んだ事ない人に読めとはいえません。俺はこれからも読みますけど、流石に刊行ペースをあげて欲しいですね。ま、事件シリーズかいてりゃそれでいいんですけど。

(☆☆☆)