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『憐 錆びゆくココロと月色のナミダ』水口敬分

『有用』と『不要』の二種類に人類を区分けしている500年後の未来から現在に送り込まれた犯罪者の物語第2弾。
前回はかなり面白くて、今回も未来と現在の違いように対応しきれないヒロインの日常生活だとか考え方だとか葛藤だとかが面白いのですが、肝心の本筋がどうにも無理矢理な展開すぎて多少げんなりとさせられました。それに関しては直後に説明があって、あーなるほどなあと思わないでもなかったものの設定的にどうかんがえても後付だろって感じだし、結局なんでそういうことになるのかって説明は一切されていなかったりしてかなり不満が残ります。あと、毎回毎回ヒロインが殺人を決意して実際に実行しようとするっていう展開は、流石に今回ぐらいでやめたほうがいいと思います。面白さという意味では、中の中から中の上の間といったところでしょうか。

(☆☆☆)