2冊

とある魔術の禁書目録 ③』鎌池数馬

超能力育成を目的とした学園都市でクラス、超能力者としてはレベル0なのに全ての異能力を無効化する右腕をもった少年を主人公とした本作品。一巻は大して面白くなく、二巻でちょっと面白くなり、この三巻で傑作にまで昇華されたシリーズ。シリーズのタイトルでもある禁書目録の出番が面白さに反比例する勢いで少なくなっているのはどうかと思うが、今回は一巻でも登場した超能力レベル5の女子中学生にスポットをあてていて、それがとてもとても可愛かったり燃えたりするので何とも素敵。最弱であるとともに無敵でもある主人公が、問答無用で学園最強な能力者と戦うシーンなんかはバトル物としても素晴らしいし、死ぬ決意をした少女を止めるために無敵である力すら使おうとしなかったシーンなんかは涙がこぼれそうになってなんとも感動もできました。

作品の展開やキャラクターの会話などはなんともライトノベルな作品であり、ライトノベルに必要とされる要素は見事に兼ね備えてるんじゃないかと思います。正直お勧めの一品。

(☆☆☆☆)


『Missing 13 神降ろしの物語・完結編』甲田学人

長らく続いたMiisingもようやく完結。
今更何も言うことはないわけで、とりあえずファンは読んどけと。
ラストに多少もどかしさが残るものの、これ以外の終局はないよなあって気もするので納得。
ただまあ、真の主人公であるところのあいつの間抜けっぷりにはほとほと愛想がつきたりするわけですが。

(☆☆☆★ シリーズ通算)