お話

シュプルのおはなし ③』雨宮諒

本が好きな妄想少年が無愛想な祖父のがらくたを見て、勝手にそれに纏わる思い出を捏造して悦に浸る物語、とか書いてみるとすげぇつまらなく感じるが、別に間違いじゃないと思う。

いつもの物語ではシュプルが準主役で、実際の主役はムルカ(シュプルが好きな本の主人公)なんだけど、今回はムルカ格好良い→ムルカはシュプルの引き立て役→ムルカって誰ですか?、みたいな感じに段々とムルカの扱いが悪くなってくる。これはきっと本の世界に逃避していたシュプルがお爺さんと仲良くなってくるに比例して病弱な自分に対するコンプレックスを乗り越え、現実の世界に目を向け始めているということを暗示しているのだろう。言ってみただけでそんなこと思ってないが。って相変わらず適当な感想だ。

子供が作ったにしては良く出来た話、という風に感じれるものの実際はありきたりで行き当たりばったりで都合のいい話ばかりを延々と聞かされてるみたいなものでもあり、これが面白いかどうかはマジで人によると思われます。俺的には好きですが、いやいやそれは流石にちょっと、と思う部分が多々あるのも確かだったりします。

162冊目(☆☆☆☆☆☆☆)