奇跡の表現

『奇跡の表現Ⅱ』結城充考

元マフィアのボスで現在半分サイボーグ(顔は猪)の男が半年前にも働いていた修道院に戻ってくる。
そこには彼が一番大事に思っている、ちぃと生意気で宗教家で頑固一徹なナツという少女が。
その修道院に突然やってきたオズという名の不思議な少年をめぐって、半年振りに彼らに災難が降りかかる。

ということで、えらく面白かった前作の続きであるところの第二巻。
相変わらずダンディーなシマとミクニもさることながら、新キャラの逝ってる警官とか不思議な少年とかが良い味出してて素敵です。
今回はガキの恋が多少見え隠れしたり、前回から続いている事件の真相というか実際のところが明らかになってきたりと見所も充分。
そこらの映画よりも立派に映画してるところがこの作品を俺が好む最大の理由なんですけれど、今回もその感じはしっかり出てました。
ただまあちょいとナツが周りの迷惑顧みず動き回るのが鼻についたり、そんなナツを最優先として動くシマの一途さ(?)がなんとなくむなしく感じれたりしたのがアレですが、それも含めてのこの作品なので。

208冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)