真・無責任

『真・無責任艦長タイラー』シリーズ(全6冊) 吉岡平

無責任ワールドの元祖とも言える『無責任艦長タイラー』の第一巻と外伝の『銀河無責任時代』を改めてノベライズした作品。
文量的にはせいぜい2倍強になっているだけだが、数字上では3倍もの巻数を費やしてタイラーの活躍を緻密(当社比で)に紡いでいるため、読み応えは抜群。ただまあ当時は軍艦&戦争オタクってだけだった感じの文章が、いわゆる『アキバ』的なオタクっぽさが随所にちりばめられていることで多少といわずかなりの勢いでイライラさせられたりする部分はあるんだが、それこそ吉岡平の持ち味なので仕方ない。

作者本人が言っているように、これは小説版とアニメ版をフュージョンさせて二で割ったあとで現代で受けそうな要素を作者なりに付け加えたような作品である。そのため万人に受けるともいえるし誰にも受けないといってもいい。俺的には面白いが、それでもやはり富士見版のあの丁度よさには敵わないわけで。

ま、半端じゃなく面白いのは確実なんだが、初見の奴にはあまり薦めれない。

303〜308冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)


『無責任提督タイラー』シリーズ(全4巻) 吉岡平

ファミ通版『無責任シリーズ』世伝の最終巻。
富士見版『ワングの逆襲』というたった一冊の作品を4冊に水増しして描写しきった本作。
富士見版に比べて信濃による被害が途方も無く大きすぎたり、ワングに拷問され続ける陛下があまりにも惨め過ぎたりと被害規模は増大しておりました。ま、だけワングの悪人っぷりが際立ってましたが。

309〜310冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)