無責任終了

『その本、持ち出しを禁ず』十月ユウ

最強の図書部長にして、異界司書でもある月詠読破を主人公に据えたバトルファンタジー。
主な舞台が図書館だったり、禁書に秘められた力の遣いどころだとか、面白そうな要素は結構多い。
が、ころころ視点が変わったり文章が説明っぽすぎたりヒロインらしき少女があまりにも目立たなさ過ぎたり一巻目なのに伏線張りすぎてたりとまだまだまだまだまだまだ穴は目立つ。結構面白く読めた割りにはまりきれなかったのは、その多すぎる穴のせい。でもまあ化ける可能性をはらんだ作品ではあるので、次以降の成長に期待したいところ。

312冊目(☆☆☆☆☆☆☆★)


『真・無責任艦長タイラー外伝 ラヴアンドウォー(上下)吉岡平

現時点における無責任艦長タイラーの最新巻にして最終巻。
コミックス版ラヴアンドウォーを作者自らがノベライズして完結させた作品。
キャラの性格がコミック版の影響受けすぎてて多少違和感あったり、いつもの如くこれまでの設定を破綻させにかかってたり、尻つぼみというか中だるみというか、なんとも消化不良な感じがしたりと、いつものように吉岡平らしさに満ち溢れすぎている作品。
これまたいつものことだが、狙いすぎとしか思えないストーリー展開についてもちと疑問が残る。

と、ひたすらにこきおろしてみたが、正直この巻はそれほど好きじゃない。
コミック版が雑誌休刊に伴い完結させれなかったのがこの作品を書く事になったきっかけだが、やはりコミックはコミックできっちり完結させてもらいたかったものよ。

313〜314冊目(☆☆☆☆☆☆☆)