『Happy!』

ということで、日本が誇る天才漫画家浦沢直樹の傑作『Happy!』が二時間のスペシャルドラマで登場。
奇をてらいすぎたトンデモキャスト(特にシャラポワ)とCGを駆使した素敵な駄作になる予感がむんむんとしていますが、そのキャストがなかなか好みだったり幸役が見事に好みに合致しているということを加味した上に原作ファンな俺としては見ないわけにはいけません。つい此間都立水商で散々な思いをさせられた俺ですが、ここはTBSを信じたいところです。

で、正直な話かなりキャスティングが見事。
桜田さんが宮迫ってのはイメージにガッチリきてるし、鳳の奥様も漫画の中からキャラが飛び出てきたんじゃないかってぐらいにぴったり、おぼっちゃまの方・・・はまあ多少アレなかん時だが、基本的にはいいかんじ。くそ蝶子のほうもまあまあ、で、こちらも奥様のほうははまり役にも程がある感じ。ただ、記者会見シーンでニコリッチが憤慨した様子で席をたったのは承認できん。奴は蝶子如きがどんだけ自分の記者会見の邪魔をしたとしても歯牙にかけることなく柳の風ゆれの如く存在自体を受け流してしまうはずだ。それでこそ最強の女王。

って『かきくけこ』がちと可愛すぎじゃないかオイ。あいつはもっと・・・こぉ・・・なんていうか・・・筋肉系の熱血女じゃないと。あれだとどっちが幸だかわかりかねます。つか(恐らく合成映像で)敢えてシャラポワと戦わせる理由がまったく見当たらん。静かに眠らせてやれ。

ああ、しかし蝶子のむかつきっぷりはやはり流石だ。これほどに気に障るライバルも珍しい。キャピキャピ(死後)モードばかりが目立って、本音モードが殆どでてこねーのがちと残念ではあるが。それにつけても気持ち悪い演技だ、一体どっから声だしてやがる。

えーと、原作では蝶子の色々な工作で人気の欠片もなかった幸とはいえ、このドラマではたかだかスポーツ紙の一面にフォーカスされただけだというのに人気が零って状況には納得できかねぬ。ミーハーファンしかこないような腐れた試合ではあるんだろうが、それでもまともなテニスファンの一人や二人混じっててもおかしくないだろ。あと解説の女、魔球だのなんだのいったところでルールの範囲内で戦っている奴に対して『テニスではありませんね』などと言うとは何事だ。首でも括って謝罪しろ。

で、まあその後は普通に進んで結局蝶子戦までで終了。
正直ドラマとしてみると微妙な気がするが、まあ漫画のドラマ化と考えたらぼちぼち良かった気がしないでもない。
この流れで連ドラになって欲しいところだが・・・まあキャスト的に大変そうだから多くは望むまいて。

(☆☆☆☆)