概ね100回はクシャミをした日

『赤×ピンク』桜庭一樹

日夜キャットファイトに明け暮れる、いわゆる一つの『普通』と少しだけ違った彼女達の物語。
たった一つの非合法ファイトクラブを舞台に、三者三様の視点で彼女達が見る日常を描いたこの作品。
中編連作だから仕方ないって気もするんだが展開の速さというか唐突さが凄まじすぎて読めば読むほどに違和感が付きまとう。
別にストーリーが悪いわけでもなくキャラが立ってないわけでもなく、むしろその二点に関しては及第点異常の出来ともいえるのだが。
というとこれがつまらなかった、と俺が言いたいのではないかと誤解されてしまうのかもしれないので敢えて言うと、そういうこともなく期待していた程度には楽しめた。
ただどうも傑作とはいえないし良作ともいえない、というのが俺の本音であって、えーとなんかもうそういう感じのすげぇ曖昧な読後感でした。

118冊目(☆☆☆☆☆☆☆★)