凪野

『RE:凪野アオイ 超高速機動粒子炉船 春一番』原口美奈子

数百年に渡り宇宙空間で戦争を繰り広げる二つの大国。
その片方の国の兵士達は、戦いに敗れて尚生き残ったとき過去の記憶の全てを抹消された『RE』として再び軍務につく。
僅か13歳にしてREとなった少年凪野アオイは、自分が誰かもわからぬまま超小型戦闘船『春一番』に配属される。
個性的な3人の乗組員に囲まれながら、彼は本来の自分の姿を取り戻していき、そして苦悩することとなる。

ライトだが、どうにも昔の文学小説っぽい余韻をもたせる本作品。
作者のあとがきを見てその理由がなんとなくわかるのだが。
それはそれとして、『戦争』と『人間性』というものを中心に、中々深いテーマを描いている良作だと感じた。
傑作というまでレベルが高い作品ではないが、ちょっといつもと違ったラノベを楽しみたい人は読めばいいと思う。

128冊目(☆☆☆☆☆☆☆★)