銀賞受賞作

火目の巫女杉井光

第12回電撃小説大賞<銀賞>受賞作 。
他の受賞作と違う点は、和風ファンタジーってことと、かなりダークな内容ってこと。
この物語、ヒロインはかつて自分を除いた全ての村人を化生に殺された過去を持ち、それをきっかけに唯一化生を滅ぼす力を持つ『火目』となることを誓い、その候補生となっています。まあ復讐物の始まりとしてはかなりありきたりな感じではありますが。

んで、冒頭から中盤ぐらいまでは、いろんな話の伏線を張り巡らしつつ世界観や人物についての設定を突き詰めていきます。
で、その後は怒涛の展開って感じでそれまでの伏線を大体回収しつつ結構見事に話をまとめにかかります。
この構成力は中々良いんじゃねえかなあと。
ただ、これはすげぇよなあ、と思えるほど際立って良い部分があるというわけではなく、良くも悪くも銀賞といった感じ。
個人的にはこれ一本で充分終わってる世界なんですが、受賞作の常である続編が出ているようなので、気が向いたら読んでみようかと思います。

138冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)