カレとカノジョと召喚魔法

レジンキャストミルク藤原祐

あらゆる空想と願望の果てに生み出された<虚軸>と関わり、欠落と引き換えに与えられた力を持った少年少女。
全ての事象の始まりを作り出した男の息子である晶は、最強の『全一』である硝子の力を使い、父と母を世界から消し去った敵に復讐するために日常を構築し続けている。
平穏な学園生活の裏側で蠕く何かに関わったとき、彼らの真の戦いが始まっていた。

無表情系機械的ヒロインと平凡系全能的キャラである主人公。
どいつもこいつも何かが欠落しちまっているので当然のように変な奴らぞろい。
つーわけでキャラクタ面ではなんのぬかりもないし、物語の構成や文章表現なんかも上々。
心理描写も見事に鬼気迫るものだったりするので、基本的に文句なし。
とりあえず続きを読みます。

169冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)


『カレとカノジョと召喚魔法④』上月司

前回の文化祭の慰労旅行という形でカレとカノジョとその友人二人は長野県の温泉に。
そこで偶然であったのは美の化身とも言うべき絶世の美少年・・・というか同級生でもある悪魔。
どうしょうもないほどの偶然のせいで旅先で合流することになった彼らは、一人の美少女と出合うことになり、その彼女は悪魔である彼を何故か『姉さん』とか呼んでるわけで。

そういうわけで物語が段々佳境に入ってきた第4巻。
完全に末期に入っているカレとどうにかカレを救おうと悪魔にすら助言を求めるカノジョ。
ゲスト参戦で遠くドイツから一っ飛びしてきたオリジナルである昼行灯が彼らにちょっかいを出したことで状況は更に加速。
段々と煮詰まってきている状況が面白くて仕方ありません。
毎度のことですがエピローグでのネタ晴らし&次回への布石の見事さには感服です。

170冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

『カレとカノジョと召喚魔法⑤』上月司

旅行から少し時間が立ち街はクリスマス一色。
カノジョは対クリスマス用の資金稼ぎのバイトに明け暮れ、カレはとある約束のために虎視眈々と力を溜めている。
問題だらけだが表面上は平穏な日々が過ぎ行く中、カノジョは特別校舎に現れるという謎の人物の噂を聞き、同じ頃巫女姿で生活する二年の先輩とであることになる。
そしてクリスマスイブを3日後に控えた12月21日。
特別校舎で一つの戦いが繰り広げられ、一夜明けた12月22日、何事もなかったかのようにカノジョに新しい朝が訪れた。

今回注目すべきはカレの日記。
読み進めるためになんかすげぇ泣きたくなりました。
そういう感じで、次回完結。

171冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)


『カレとカノジョと召喚魔法⑥』上月司

カレとカノジョと召喚魔法を巡る長い長い物語もついに完結。
これまで紡いできた全ての物語の集大成であるこの巻の内容は書かない方がいいでしょう。
8歳から16歳までの8年という長い時間を戦い抜いた偉大なるカレに最大限の敬意を表し、終わりとします。

172冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)