へっぽこ万歳

ソード・ワールド・ノベル 輝け!へっぽこ冒険譚1』秋田みやび

俺が最も愛するパーティーである『へっぽこ冒険者』達が勢ぞろいするまでの物語。
全ての始まりを公式でノベライズするということで幾つか過去のリプレイと齟齬が発生しているものの、まあそういうものなので別に問題なし。
リプレイのラストではオーファンでも指折りの実力者になっていた彼らが駆け出しにしても程がありすぎるぐらいだったレベルで必死に戦う姿が微笑ましいというかなんというか。
敢えて誰かにスポットを当てない限り大概美味しいところはイリーナがもっていくのが基本であるため第一回である今回もそんな感じ。
箱入り重戦車として真っ直ぐに育ってきたイリーナが冒険者を志し、早々に世間の荒波にぶつかったり自分の真っ直ぐすぎる部分にあきれてみたりと初っ端から成長していきます。
向こう時間でも何度か季節が巡る間に一気に成長を遂げることになる彼らなので一つ一つの冒険で驚くほど成長するのは自明の理。
そういうわけなので今後とも彼らの成長度合いと変わることなきへっぽこ加減が楽しみです。

176冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)