『ラブ★コン』

何気に結構前から原作のファンだったので公開初日から見に行くかどうか悩んでたが決断し切れなかったところ久々に原作を読む機会に恵まれて13巻まで読んでみたら唐突に熱が再燃してきたので見に行くことに決めたので見てきた。
以前『NANA』を見に行ったときも客層が俺と全く被らないことを覚悟していきちと予想と違う展開ではあったものの一応予想通り男女比50:1ぐらいだったので今度もそんな感じかなあしかもレディースデイだし、と思っていったらまたもや思う壺。ただ流石に観客の7割以上が中学生以下の女子ということは予想してなかったんだが。こういうときだけ女社会で生きている自分が持つ耐久力に感謝。

それはそうと内容。
大体漫画版の7巻か8巻か、まあそこらへんの一応一区切りつくところまでを多少改変しつつも基本的な展開は原作準拠で突き進む。
ところどころキャラ設定がかわってるものの二人の関係自体にはそれほど問題がない感じなので無視してOK。
ただ冒頭で主人公二人とも中学時代に先輩にふられるシーンが挿入されているのがポイントっちゃあポイントだが気にしなくてもよし。

で、肝心なのはキャラクター。
主人公小泉リサ演じるところの藤澤恵麻は、なんとも似非臭い感じのする関西弁を巧みにあやつり、俺の求めるテンポから僅かに外れたボケと突っ込みを見事にこなしつつ小泉らしい変顔も次々に披露したりで大活躍。純粋に俺の好みのタイプと外れていたのが残念な。あとこれは帰宅後しったことだが本人なんと俺と同い年だったりしたので役者の魂を改めて感じた。馬鹿女子高生役としては充分活躍してくれた。

そして大谷敦士演じるのは医龍で眼鏡を熱演した小池徹平。カレに関しては特に何一つ言うことはない、といってもいいぐらいに見事に役にはまりきっていた。多分客の7割のうちの5割はこいつ目当てだろう。

んで脇を支える友達軍団だが、なんか玉置成美が微妙な演技力を妙なテンションで誤魔化してみたり滅茶苦茶気弱なはずの千春ちゃんがやや普通っぽくなっていたりバスケ部員のはずのダーリンが無職かつ貢くんになっていたり無口でシャイで男前なところの鈴木君が妄想鼻血役になっていたりとかなりギャグ方面にスライドした感じ。というかこの映画ギャグ要素が異常なまでにちりばめられているのだがスタッフロールで脚本:鈴木おさむ、の文字を見て全て理解した。

そんな感じでなるべくというか全然ネタバレないかんじのレビューを心がけたため非常に判りにくい感じになってると思うが、似非臭い関西弁と微妙にテンポが悪い掛け合いにさえ馴染むことが出来たら爆笑シーンが微妙に挿入されている後半戦が待っています。あと生み坊主を拝めるのは重要かな。ということで結構お勧めファンなら見ておけ。

ちなみにスタッフロール見て一番ショックだったのはキャストに水嶋ヒロの名前があるのを見つけたこと。即座に思い返してみると明らかに鈴木君役その人だったのだが俺の中の水嶋ヒロ像からあまりにかけ離れていたために脳が情報を上手く処理できなかったようだ。こういうところでもプロの役者の演技の幅に改めて感じ入ってしまう。

(☆☆☆☆)