げんしけん

連載直後、とまではいわないが、まあネット上で話題になるちょい前ぐらいに読み始めてアニメも一応全部見た『げんしけん』ですが、ついに完結ということで全巻購入を決意・・・したものの書き下ろし多数につき年末に出る9巻が本当の最終巻というなんとも嬉しいオチ。とはいえ8巻にもガッツリ書下ろしがあるってことで挫けずに全巻揃えてみた。流石に6巻の限定版は手に入らなかったんだけど。

改めてこの作品の説明をする必要は無いと思うが念のために酷く簡素に解説しよう。
これはオタクとしての覚悟が不足している大学一年生がヌルイサークルに入会してオタクの自覚を徐々に身につけつつ、長く険しいオタク道を邁進していく一大オタク叙事詩、というわけではないのだが、まあ早い話がオタクの物語である。
ゲームありアニメあり同人ありコスプレありアキバありの、まあ東京流オタクの諸君が見たら恐らく共感もてまくりとなっている内容のはず。
俺は消費するだけのオタクなので完全な共感はもてなかったものの、時折、というか常時ある程度の部分で誰か一人の状況というか思考というかに共感できたわけだが。

とかいいつつ、正直5巻以降は4巻ラストに登場した荻上千佳の魅力に悶え続けるためにあるような感も否めないのだが。
俺の場合は笠原と荻上の恋愛模様というか、ものすげぇじれったいというかわが身を鑑みるというか、そういう微妙な雰囲気を全力で楽しんでたわけなので、今回8巻に収録された書下ろしの1話目のあまりの破壊力ににやけっぱなしだったりしたわけなんだが。いやもう筆舌に尽くしがたいレベルで。

そんなわけで、オタクのバイブルというわけではないが、一般人にオタクの実態をわかりやすい形で教えるためには必携ともいえる作品。
つまらん偏見をもっている奴らは一度これを読んで、その偏見が正しかったり間違ってたりそんなヌルイレベルじゃなかったり想像すらしてないレベルでオタクはやばいということを理解してみたりああそれぐらいなら俺も仲間かなーなんて衝撃うけてみたりすることをお勧めします。

ちなみに久々に最初から読み返した俺は、今現在とりあえず多少でかめの即売会に一回顔出したいなあ、なんて衝動に取り付かれてインテのイベント情報漁ってたりするんですが。