読みまくり故に適当に

『神様とゲーム ハレ/クモリ/アメ/ニジ』宮崎柊羽

回を増すごとに評価が下がったものの4巻で一応盛り返しを見せたシリーズの短編集。
これは1巻と2巻の間のと3巻スタートの直前に起こった比較的小さな、しかしかのう様的にはなんか重要っぽい暇潰しを扱った物語。
なので、俺が求めていた1巻の時のギャグ&シリアスのバランスが比較的いい感じにまとまっていたため、かなり楽しんで読めた。
特に書き下ろしとして収録されており、二巻の冒頭でも名称だけは出ていた生徒会長主催のバレンタインイベントを扱った話がかなりいい感じ。
コレに限っては視点が副会長ではなく、三人称でひたすらに綴られているため番外編って感じが強かったんだけど、だがそれがいい。

そんな感じで久々に満足のいく出来だったのでご満悦な俺。
次の長編に改めて期待しよう。

206冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)


『ルナティック・ムーン』藤原祐

文明が一度崩壊し、少数の純血種と多数の変異種と極々僅かな稀在種により構成された世界。
ケモノと称される異形の生物の影に怯えながら過ごす人々と、戦闘に特化した変異種により構成されたウェポンを擁しケモノ狩りを行う機関都市バベル。
ウェポンである少女と、バベルの下に広がるスラムで過ごす少年が出会い、崩壊したセカイに新たな物語が紡がれ始める。

そんな感じな本シリーズ。
笑いの要素はほぼなしでシリアス満載。
差別だとか区別だとか虐殺だとか駆逐だとか鬼畜だとか、まあそういった要素がたぶんに含まれつつ、見失った自分を見つけようと奮闘してみたり見出せなかった自分を見出そうと奮闘したり何も出来なかった過去を無駄にしないように奮闘したりと結構其々に頑張ってる感じ。
内容的にかなりグロテスクなんだけれども、そういうことは気にしない人なら読んどけ。

207冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)

『ルナティック・ムーンⅡ』藤原祐

前巻から3週間後。
絶望のどん底というか、とかく最悪な精神状態にいた少年少女が自分の命とか他人の命とかがかかった苦難にぶつかりながら多少前向きに成長していくお話でした。
面白さは加速しています。

208冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)


『ルナティック・ムーンⅢ』藤原祐

前巻から更に3週間後。
2巻よりも更に前向きになってみたり組織の秘密だとか目下の敵が明らかになったり新たな稀存種が出てきたり懐かしいものの嫌な思い出しかない知人が出てきたりと大変なんですが、まあ肝心の二人はバッチリ成長を果たします。
あと、自分たちの高貴さを誇りすぎてる阿呆がいっぱいでてくるのでイライラしますが、人間てのは基本的にこういう考え方する生き物だろうし、きっと俺もそうなんだろうなあ自覚無いけど。とか考えさせられたり。
物語は折り返し。

209冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)