幸福ゲーム

電波的な彼女 〜幸福ゲーム〜』片山憲太郎

人間なら誰しも幸せになりたいと一度は思ったことがあるはずだが、幸せなんてのは個々人の主観で違うので自分から見て不幸な人間が実は幸せだったり、その逆であったりする。
そのうえ幸せになるためにどうすればいいのかと考えたところでそんな方法はどれもこれも確かではなく、何かを得るために何かを手放そうが努力を重ねようがその思いが実ることなく朽ち果てていくなんてことも珍しくはないだろう。
んで、今回の事件の首謀者は『幸せになる方法』というものを自分的に見出して実践しちまってます。
そんな中、同時多発無差別的な苛めの標的とされた柔沢柔は、雨の妹である光までも被害にあったことを知り事件解決に向けて仲間たちの協力を得て動き出す。
柔は首謀者を追い詰め、傷ついた光の心を救うことが出来るのか。

といった感じの第3巻。
事件の酷さは低レベルでしたが、その分陰湿さと執念深さが段違いにアップ。
電波的な事件に関わるに従って段々と自分を知り人を知っていく柔の成長というか退化というか、まあ変化を今度も楽しもう。

いやはや、傑作です。

234冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)