狼と香辛料

狼と香辛料Ⅲ』支倉凍砂

伝説的狼と旅の行商人の心温まるような気がしないでもないが実際のところは微妙ラブコメ的商売物語であるシリーズ。
祭の時期にあわせてとある街を訪れた二人は、若い商人の横恋慕とホロの故郷の伝説と濡れ手に泡みたいなぼろ儲け話との狭間ですったもんだの大騒動。
自分が相手にとってどういう存在で、相手が自分にとってどういう存在なのか、という根本的問題に立ち向かったりも。
比較的ラブラブ要素が高い話になっていますが、それは二人がこれまでに積み重ねてきた旅の結果であるため、順当な感じ。
回を増すごとに濃厚さを見せてくれる深い物語性に俺は激しくそそられ続けているのです。

244冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)