『功名が辻 第四十一回 大乱の予感』

恩をとるか利をとるかを確定させる要因の一つに自分の背負っているものの大きさがある。
背負っているものが多ければ多いほど、自分本位な考えで決断することが出来なくなってしまう。
一豊と二人の仲間のうち堀尾は最も早く利である徳川方への帰順を決意したわけだが、それは我が身惜しさではなく自分が背負っている多くの家臣領民を案じてのものである。
そして中村一氏は胸の病で病床で苦しみながらも、豊臣への忠誠を誓い続ける。
我らが一豊は早々に決断することを良しとせず、じぃーっと見に徹する。

そんな中家康は淀相手に真っ向から政的勝負を持ちかける。
伏見より大阪城に移り、政務を取り仕切るという表明は宣戦布告に他ならない。
一気に状況を動かすべく家康は同時に前田家にも軽い牽制を仕掛けてみたり。
石田は上杉のみを唯一の見方とし、なんか微妙な作戦練って大はしゃぎ。
ついでに淀は追い詰められる現状に焦りつつも何も出来ないようなので、なるべく早く諦めて欲しいが・・・まだまだなんだよな。
とかいってるあいだに今週の最初の時点から一年ばかり経過して、天下分け目の大決戦当年突入。
前哨戦ともいえる上杉討伐軍を家康が編成した頃、ようやく一豊が覚悟を決める。
同時期、死の間際にいる中村も徳川側への帰順を決意し、隠居後死亡。
そうして、30年来の競争相手を失った一豊であった。

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