2冊

タバサの冒険 ゼロの使い魔外伝』ヤマグチノボル
本編最新作である9巻でメインヒロインを食いかけるほどの輝きを魅せたタバサが主役の外伝。
ぜんぜんそんなそぶりもみせなかったというに唐突に饒舌に喋るようになった使い魔シルフィードとともに某国の秘密部隊の一員として大活躍。
本編の流れと別のところで結構頻繁に命がけな仕事をやらされているタバサを哀れむかどうかが読者の分かれ目だろう。
最初の二つはあまりに似通った流れだったので少々つまらなく感じたのだが、それ以降の物語はある程度のオリジナリティーを含ませつつタバサの必至さを描ききれていた感じなので満足。
ただ、これ一冊かけて本編の一巻分しか時間がたってないことを考えると、これ以降のタバサがどれだけ大変なのかってのが容易に想像できてすげぇ切なくなりました。

253冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)

『ウィッチマズルカⅡ つながる想い』水口敬文
失われた魔法を様々な代償と引き換えにある程度具現化させる技術を持った現代の魔女たちの物語。
とかいいつつ今回描かれたのはそんな並はずれた能力をもってるが故に悩みや壁をもってしまった3人の少女たちが壁を乗り越えようと必至に足掻く姿だった。
そういう思春期特有の微妙な内面を描くことに関しては前シリーズの時点で長けていた作者であり、今回もそれは見事なレベルだった。
シリーズ2冊目でそこを解決してしまうのはちと早急じゃないかなーと思ったりもするが、今後は魔術関係メインにもっていって5冊ぐらいで綺麗に終わらせるつもりなんだろうなーと想像することで相殺。

とりあえず、コスプレ好きな精神的引きこもりなカノジョが異常に可愛く見えた巻でありましたとさ。

254冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)