4冊

マリア様がみてる クリスクロス』今野緒雪
作品上、去年から恒例である『次期薔薇様のお宝探しゲーム』開催当日。
前回からの引きを微妙に消化しつつも実質的経過時間としてはせいぜい半日というスローペース。
最近の傾向上一冊が一つの長編で終わることはないのだが、今回も当然のように中篇2本で構成。
一応時系列的に前後するとはいえ同じシナリオ内の話だからいいとはいえ、さっさと姉妹決定して欲しいと待ち焦がれ続けている諸兄には焦らしにしか感じれないだろう。
ただまあ一時期のぜんぜん面白くないマリみての頃を思うと最近だいぶ勢いを取り戻してきている感じがするので個人的には了。
一応姉妹問題にも展開が見えてきたことだし・・・とはいえ次回であっさりとはいかねーだろうことは暗黙の了解だよなあ。

307冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)


『新ソード・ワールドRPGリプレイ集NEXT⑧ スカイ・ステージ』藤澤さなえ
国家間トラブルまで解決してしまったぺらぺらーずの面々。
次の舞台はオリジナルモンスターに溢れる空中遺跡。
見たこともないモンスターレベル8のボスたち相手に大乱闘。
最早ギルドを代表する精鋭パーティーといえなくもないぐれいの強さに到達した彼らの次の宿命は。

という感じでへっぽこーず同様連載がこれだけ続くと強さが途方もありません。
貧弱ながらもついに盗賊レベル7に到達したクレスポがこれまでにない活躍を見せたり。
つかまあ一応名目上パーティーリーダーというかギルド幹部な彼ですしねえ。
いつもみたく戦う前に勝敗なんてのは決まるもんだ、といわんばかりの戦略の立てっぷりが面白い。

308冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)


『新ソード・ワールドRPGリプレイ集 Waltz①』篠谷志乃
追い詰められた現状に反してというか現状故にというかほぼ満場一致で善人というある意味前代未聞なパーティー。
厳密には一人真っ白すぎる善人がいてそれがパーティーの経営を邪魔しそうになるのを周りのみんなでどうにか言いくるめて冒険者としての生業をなりたたせているというか。
でもまあそういう風にもっていく周りのみんなも明らかに人情派っつーか幼いっつーか汚れてないっつーか、まあそんな感じな新シリーズ。
ゲームのプレイよりもロールプレイの方に重点を置ききったスタイルなうえに珍しくGMはベテランPCにビギナーという構成なため新ルールを採用。
そのため戦闘に奥深さがなくなっている分とっつきやすい・・・のかなあ?基本ルール読みなれてるので違和感あるのだけれど。
でもまあリプレイはシリーズによって毛色が全然違うのが当然なのでこれはこれとして楽しんでいきたいと思ふ。

309冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)


『七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!』大楽絢太
回を増すごとに武器屋とは何の関係もない方向に突き進み続けているシリーズの恐らく第一部完結作。
ようやく店の再建資金に目処がついた七人だったがリーダー格のイチコの脱退宣言があって微妙な雰囲気に。
主役の彼もいろいろな才能が見込まれてレンジャーの登竜門への推薦を得るも店を放り出していくのはちょっとなーと悩んでみたり。
そんな二人の事情を中心に、今回も七人が肝心の武器屋のことは二の次って感じに青春一直線。
唯一の人妻が投げかけたあの一言が心に染みた。

これって何気にラノベより児童文学に近いレベルだよなあ、なんてしみじみと思いながらもエンターテイメントとしては優秀だと評価してるのでいつもみたく非常に楽しめた俺なのでした、と。

310冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)