そして今年も鐘が鳴る

空ノ鐘の響く惑星で⑫』渡瀬草一郎
途中経過に悲劇の多い物語こそハッピーエンドで終わらなければいけない。
一人の訪問者との出会いから始まった、第四王子フェリオの長くも短い一年間が遂に幕を閉じる。
御柱、そして大陸自体に纏わる真実、及びシャジャールの民が人間に対したという罪、その他諸々の伏線の全てが見事に解消。
毎巻発売を楽しみに待って読み続けた読者的には恐らく至高ともいえる最終巻だったはず。
完結後に既読一気読みした俺ですらエピローグの流れには涙しかけたのだから。
とりあえず、最後の最後に美味しいところ全てもって行きやがった奇術師に最大限の敬意を表しつつ、名作シリーズ認定したいと思います。
89冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)シリーズ通算