魑魅魍魎が跋扈する

陰陽ノ京渡瀬草一郎
第七回電撃ゲーム大賞<金賞>受賞作。
平安京、という実在の都市の名を借りた魑魅魍魎蠢く陰陽師系ファンタジー。
いや実際平安京で過ごしたことはないのでもしかしたら本気でこういう都だった可能性もあるけど。
実在の人物を次々に投入し、平安京で起きる奇怪な事件に陰陽道を操る文学士が立ち向かう、とでも言えばいいのだろうか。
時代考証がどうとかはさっぱりわからんので何も口出す気はないのだが、世界観の構築という意味では空鐘同様かなりのレベル。
読み進めるうちにあたかも自身が平安京で過ごしているかのような錯覚を味わうような、とはいえ都自体の描写とかはそれほどではないので、実感できるのは恐ろしくも哀しい怨みに関してだけだったり。
とはいえかなり目に面白いので是非読んでおくべき一昨ではある。
107冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)