せんぱいとぼく

『先輩とぼく』沖田雅
第10回電撃ゲーム小説大賞<銀賞>受賞作。
文武両道校内最高レベルの美少女は最強の変人にして”ぼく”の彼女。
小さいけれど肉体的には最高級な”ぼく”と先輩はクリスマスデートの最中宇宙人に攫われて解剖されて偶発的な操作ミスのせいで脳を交換することに。
唐突に中身と外身が入れ替わった先輩とぼくの、変化はあれど以前と変わらない学生生活が幕を開けた。

そんなわけでトンデモ本バリの物語。
この世界では1万二千年前にはムー大陸があり、最近はUFOの存在を米国が公にし、当然のように幽霊も存在する、とはいえそれ以外はこっちと同様。
世界観事態がちょいと電波なお陰といおうか、脳が入れ替わったというマジありえない情況すら周囲は普通に受け入れてしまう土壌が最初からなりたっているわけで。
なので、この情況に対して一人だけ気に病む感じの”ぼく”意外は純粋に面白がってたりするわけで。
そんなヌルイ情況、そして好き放題に叩き込んでくるギャグ、それらが結構いい感じにミックスされている本書は良作のエンターテイメントなのである。
135冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)