陰陽ノ京

陰陽ノ京 巻の三』渡瀬草一郎
人間も天然自然の一部と断言したどこぞのキングオブハートがかつていましたが、今回の物語はそれを顕著に表した物語。
大自然の力に為すすべの無い人間/人間の邪な目的の犠牲となった化物/化物の力で蹂躙されそうになる大自然
情け人のためならず、の真逆、因果応報、とでもいうべきか。
今回の主題を羅列すると、自然/人間/業/家族/迷い、みたいな。
可も無く不可も無く、というような展開なのだが、優れたキャラクターと世界観と文章力のため、引き込まれるような面白さが。
ヒトならざる身がヒトの世に混じってヒトとして生きるということの迷いを、彼らがどう乗り越えていくか・・・という部分も、読みどころのひとつ。
170冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)