昨日から今日にかけて

私の優しくない先輩日日日
余命いくばくも無い超虚弱体質女子高生の、おそらくは人生最後となる極々普通な短い高校生活の一幕を描いた鬱な物語。
恋に恋する自分に恋する、とでもいえば間違いないほどのレベルで偽装的な思いを抱えてギリギリの命を生きている彼女が、学校一の問題児であるところの優しくない先輩と交流を深めるのをきっかけに、淡々とした面白くもない日常に僅かな光を見出すものの同時に見えていなかった影まで眼に映ることとなり、結果的に苦悩×幸せを同時に享受し、命が燃え尽きていく、みたいな。
日日日らしいだらだらとしていてなおかつ読んでいて鬱陶しくもあり阿呆らしくもありワンパターンのようで破天荒な文体。
短編なので登場人物も控えめだしイベントも少なめだし展開的に無理がある部分もあるけれど、結果的にはまあまあ良い出来。
内容以外はまんまラノベながらも、作品としてみた場合は比較的文学的な感じだったり。
誰にお勧めか・・・といわれたら正直別段お勧めできる対象はいないきもするけれども、しいて言えば同年代のダラダラ生きてる少年少女だろうか。
174冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)