巴里

『都市シリーズ 閉鎖都市 巴里<上>』川上稔
全てが異色作であるところの<都市シリーズ>の中でも異色作である『閉鎖都市 巴里』が上巻。
文字情報によってのみ全ての存在が可能な都市=一人称と三人称による記述によって構成
故にキャラクター其々の内面描写のみで物語が展開し続けるという異様な状況。
地の分すら基本的には個人の主観でしかないわけで、といってもまあ最終的には自分の意思だけでなく他者全ての意思及び実際に起きた現象をひっくるめた状況描写で物事が確定するのだけれど。
個人的には都市シリーズの中で一番好きな作品がこれ/理由はキャラがすきというよりも作品展開が好きというよりも文章構成が好きだから
さてさて、今回も毎度のとおり面白さが満開になるのは下巻に至ってからであるからして、ここまで。
182冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)