次に期待かねえ

『リヴァースキス』佐野しなの
朝目覚めたら隣に俺が寝ていて俺は美少女になっていた。
脳が狂ったとしか思えないような上記の一文ですが、基本的にはこういうお話。
自分の体をとりかえすべく乗っ取り犯とのキスが必須だというのに逃げ切れない嘔気のため実施が不可能。
それなら自分以外の誰かとキスさせればいいじゃんか、と閃いた主人公の一夏のテンドン物語。
最後に至る直前まで色々と伏線は散りばめられていたのだけれど結局それにはきずくことなく最後を迎えた俺はかなりびっくり。
一応面白いながらも唯一つ読んでて納得できなかった点を最後の設定で見事なまでに反転させてマイナスポイントをプラスポイントにリヴァース。
ただまあ短編小説賞受賞作らしく完膚なきまでに一冊で完結しきるスタイルのお話にして欲しかったかなあ。
ひたすらに冗長且つ他人の思考が垂れ流しにされているのを読んでいるかのような文章は、好みではあるけれども最近多いのでボチボチ飽きがき始めてるみたいです。
188冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)