3冊

『輝け!へっぽこ冒険譚2』秋田みやび
へっぽこーず達の小説は基本的に長い長い冒険の間にあったであろうエピソードをピックアップしてノベライズという形をとることに。
いずれはリプレイ終了後の彼らの物語に触れてみたいものだけれども、当分は現状維持で不満なし。
今回はイリーナ愛用となる大剣/プレートメイル注文直後、剣は届けど鎧は未だという極めて限定されたタイミングのお話。
ヒースの姉の結婚話が浮上/両親唐突に上京し相手の男見て来い命令小遣いつき=ヒース一人で帰郷の巻。
で、その直後巨大蟻の目撃情報なんかが出たりして心配になったパーティーがヒースの後を追いかけて生家を訪れるものの未だ到着していないヒース。
行方不明になったヒースを探しつつ巨大蟻の危険からご近所様を護るために自主的に立ち上がる彼らであった。
テーマとしては仲間/成長/自立、みたいな。
ヒース兄さんの兄さんっぷり、及び彼の楽しい家族達の魅力が満載。
212冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)


『BLACK BLOOD BROTHERSs④』あざの耕平
本編5と6の間/無職・葛城ミミコの転落成り上がり転落の顛末。
突如カンパニーを首になり虚脱状態となったミミコが、かつての自分を取り戻し、増長して闇社会の女帝となり、没落して逃亡者となり、最終的に潜りの調停屋になるまでの連作短編集+過去話。
内容的にはとてつもなくシリアスにしてコメディに特化しており、笑うもよし真剣に読むも良し。
相変わらずシリアス度100%な昔々の三人旅は深く、且つその後の展開を予想させる渋い話だったし。
最早後戻りできない状況にまで上り詰めた本編と違い、まだまだ救いのある内容を描くことが出来る短編。
そうはいえ恐らく残すところ潜りの調停屋としての活躍を描くs⑤がラストとなりそうだったり。
213冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)


ダークエルフの口づけⅢ』川人忠明
暗黒都市ファンドリアを舞台とした知略策謀謀殺裏切り等など、これまでのソードワールドシリーズではメインとして取り上げられることが少なかった要素をひたすらに貫き通したダークエルフの密偵と、彼女に憧れる色々曰持ちなことが今回判明する少年の物語。
死者の数もシリーズ最高峰だったりするわけだが、どうも次で完結するようでそれに備えて今回はひたすらに突っ走った感じ。
ただ、描き方は兎も角として内容自体は結構真正面な王道走ってる感じがするんだよなあ。
どういう終末を迎えるのかが読みきれないのでなんともいえないけれども、バッドエンドは無さそうだ。
214冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)