傑作

世界平和は一家団欒のあとに橋本和也
元勇者と元異世界の姫の間に生まれた子供達はどいつもこいつも特殊能力を持っており、日常的に世界平和を護り続けている。
最強の運び屋である長女、宇宙レベルで最強な次女、他者の生命を冒涜する長男、生命を作り出す力を持つ三女、回復魔法を使いこなす四女、常識はずれな怪力を持つ次男。
彼らは極々普通の生活を送りつつ、片手間に次々訪れる世界の危機を撃破しつつ生きている。
かつて失った三女のことを胸に秘めつつ、誰もが家族と世界のために戦っているのだが、秘めた思いは年を追うことで消えることもあれば積もることもある。
今回は積もりに積もってしまった家族皆が持つ思いが爆発したことで巻き起こる、世界平和とは何ら関係のない非常に個人的な事件が描かれる。
結局大きな意味での世界なんてものは、傍にある団欒に比べれば何ら重用に値しないようなものである、というステキにダイナミックなヒーロー達の物語。
250冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)