螺鈿

『螺鈿迷宮』海堂尊
恒常的に不運という名の螺旋の中で生きている堕ち毀れ医学生が巻き込まれる元名門病院に潜む闇と真実を巡る病院vs病院のガチンコバトル。
客演に火喰い鳥『白鳥』、氷姫『姫宮』を迎えての、ちょいと異色な医療ミステリ。
あっちのシリーズに比べたら多少ファンジックな部分があるが、取り扱ってる問題自体は更に根深い。
適当に羅列してみただけでも、医療格差/終末医療/生きる価値/復讐の対象/生と死の倫理、などなど。
経営部門に結構深く切り込んだ作品名だけに、俺的には然程身近に感じれる内容ではなかったのだけれども。
ミステリとしても医療物としてもキャラクタ物としても上々な出来でありました。
253冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)