程ほどに

マリア様がみてる 薔薇のかんむり』今野緒雪
何年引っ張り続けたか覚えてないぐらいの期間読者をドギマギさせた紅薔薇のつぼみの妹選定戦がようやく終了。
それはとてもとても呆気ないものではあったけれど、期が熟しきった末の結果であるからして大した盛り上がりが無いというのは至極当然な成り行き。
その後の展開は幾つかの謎を孕みつつも珍しくスムーズに突き進み、一気に三年生を送る会まで終了。
ノリとしては次の巻で諸々に決着がついて、多分来年中ぐらいには卒業式が描かれるんじゃないかなーと。
270冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)

悪魔のミカタ666?スコルピオン・デスロック<下>』うえお久光
666の開始にしてこれまでの戦いとは根本的な部分で違った戦いを強いられることとなったスコルピオン編完結。
哲学的というか観念的というか、ぼーっと読んでるだけでは意味不明な部分が増えてきた近頃ではあるものの、今回は完全に熱血を前提とした事象を中心に纏めているだけあってノリだけで読んでてもそれなりに燃える。
未だ最高傑作と思っている『グレイテストオリオン』に匹敵する圧差を感じる、と思ってたら、やっぱまあそういうことですか(後書きなど参照)
ちなみに色々熱かったが最も燃えたのは全員裸化の原因考察というか真相発覚部分のところだったりして、なんつーか現代文化自体を現しちゃってるよなあ装飾的に、みたいな。
そんなわけで4冊にわたるスコルピオンが完結し新たな局面を迎えた悪魔のミカタとその仲間。
当然のように今後の展開、全く読めません。
271冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

バッカーノ!2002(A side)』成田良悟
久方ぶりの2000年代編、主演はフィーロ夫妻と弟分であるチェス。
更に親友達の子孫とか謎の殺し屋集団とかが入り乱れての馬鹿騒ぎ。
70年ほど前に起きた列車を舞台とした馬鹿騒ぎの模倣とも言える事件を裏で操る者の正体なんざ欠片もわからないけれども、当事者達はそんな嫌な予感を段々感じてきたりして。
恒例ではあるけれども同時多発的に違う場所で一つの事件が進行するというスタイルでお送りする2002年。
正直上下巻である保証すらない現状では物語の全体図は一切見えてこないのですが、それでも70年を経たことで確実に変化を見せている不死者達の現在とか不死者ではないということで未来に続き続けている昔のキャラクターたちの今がちらほら見えてくる感じが非常にグッド。
語られていないが色々あったらしい過去の彼是にも軽く思いを馳せつつ、限りなく今に近い昔を楽しむことができました。
272冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)


アガルタ・フィエスタ!? 祭の終わり』三田誠
ということでシリーズ完結。
滅んだ古代都市アガルタ滅亡の真相とかまどか/早鬼の正体とか色々明らかになりつつ無事完結。
個人的に残念なのはとあるキャラが結局実質的には一度も登場しないまま終わったって事。
つーか実際問題どんな特殊能力持ってる人だったのかねえ・・・新作で主役張るとかどうさ。

結局の所終始一貫した物語だったので安心して読めたといえばいいのか、さほどの驚きは得られなかったというべきか。
綺麗な感じにまとまった良作だったなあーと。
273冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)シリーズ通算