人間試験

『零崎双識の人間試験』西尾維新
戯言シリーズ”外伝”零崎一賊シリーズ”第一作であるところの人間試験。
零崎一賊の長兄である自殺志望と、一賊として誕生したばかりの彼の妹、そして日本中を放浪する顔面刺青男であるおころの人間失格による”零崎”の物語。
零崎一賊が持つ家族愛や他の殺し名が背負う宿命なんかを全面に押し出す、ある意味戯言シリーズの対極ともいえるシリーズ。
あくまでも戯言シリーズは普通の世界を中心として他の全ての世界に関わりを持たざるを得ない物語だが、このシリーズは殺戮の世界における殺戮の物語でしかないので。
正直一人を除けば完全に全キャラ使い捨てであるところのこの作品なんだが、一人だけ生存の余地が残されている彼女ぐらいは今後のシリーズ内で再登場願いたいところ。
いやまあ全員結局はしっかりばっちり完膚なきまでに行き詰まりきってるので別に出なくても全然構わない、というか完結してるんだけどね。
345冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)