読み返して感涙

とある魔術の禁書目録鎌池和馬
初めて読んでから3年ほど経って改めて読み直してみて一巻の時点でシリーズとしての原型が完全に完成しつくしていたという事実にようやく気付き驚愕。
今更なのでネタバレ覚悟で言うとこの巻のラスト時点で主人公であるところの上条当麻は記憶喪失に陥り完全に白紙の状態になってしまうため、それ以降の彼と此の巻での彼は厳密には別人といっても過言ではないわけで、この巻ですったもんだの挙句万事オーライな結果を迎えたこの事件すらこれ以降の彼にとっては”守り通さなければいけない”というインデックスに対しての深層意識の一部でしかないわけなんだけれど。
んで、たった一人の少女のためだけに命を張り続けた立場思想意念などなど何もかもが一致しないながらも真の目的だけは同一であった両者のぶつかりあいすら・・・ってなんか書いてて意味輪Kら無くなったので消さないけど無かったことにして閑話休題。

さて、改めて読み直すと一巻の時点で傑作である。
というか熱すぎる。
ステイル戦で連発された”右手は〜”のくだりなんて名台詞にも程がある。
二巻以降ではここまで表層に現れることがないインデックスに対して色々含みまくりなのに鉄壁の理性で全てを抑えきって正反対の勢力としての自身を演ずる道を選んでいる魔術師二人も最高だ。
このシリーズ、かつての俺は三巻で化けたと称したようだが、今の俺からすれば、一巻の時点で充分化物だ。
348冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)