とある魔術の禁書目録2』鎌池和馬
テーマがバッドエンドというだけあって読んでる間中不快感と焦燥感と哀愁に四方八方から苛まれる感じ。
それはそれとして記憶喪失直後の白紙状態な自分に超苦戦中の上条当麻が事実上初めて巻き込まれることになった魔術戦にして命を賭したバトル。
動機は至極単純で”自分の為に人を犠牲にすることを由としなかった少女”を助けるため。
記憶をなくす前であろうと無くした後であろうと”幻想殺し”たる一人の男としての本質は変わらない、というよりも一人の少女の為にそれまでの人生どころかそれからの人生すら犠牲にすることを選んでも尚助けることが出来なかった少女から絶対的な信頼感を得てしまっているくせに何一つ覚えていない自分、という負い目が強すぎることでその傾向が加速していることがものすげぇ感慨深くてたまらねえ。
349冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)