届いたの全部

ソード・ワールドRPGリプレイ集xS 猫の手お気楽娘、幻惑?』清松みゆき
相変わらず面白いのだけれど並行発売中の別リプレイに比べてGMが熟練過ぎるせいで設定がすげえ似詰まってるうえに隙が無いのに加えてSRPGよろしくな戦闘形式を採用していることでライトなのかライトじゃないのかはっきり区分の出来ない雰囲気なのがどうにもなじまない。
物語的には悪の組織を全面に押し出した不可思議ストーリーなのでそういう意味での面白さはあるんだが、これってフォーセリアである必要なくね?みたいな。
組織に比重高く置いてる分他のに比べてパーティーキャラに用いる頁が控えめなのも残念なんだがねえ。
350冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)

『七人の武器屋 ノース・エンデ・クライシス!』大楽絢太
実質的には短編集であり、前の巻では殆ど出番なかった割に事実上物語の中心にはい続けたマーガスがあの時何をしていたのか、という部分をガッチリ描いた表裏一体の一冊。
ライトノベルの代名詞とでも言うしかない適当且つ読みやすすぎる文体に加えてご都合主義満載の展開に定評のあるシリーズなだけに今回も例に違うことのない出来。
次回完結と言ってる割に残してる伏線の数が尋常じゃないのだけれど、俺達の冒険はこれからだ、敵なエンディングを飾ることになっちゃうのだろうか。
351冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

ダークエルフの口づけ4』川人忠明
これで完全に終わりかと思いきや事実上一部完みたいな感じだったらしい。

相変わらず性悪としか言いようが無いほどに入り組んだ設定を十全に生かした良い出来ではあるんだけれども、過剰すぎる表現が少々目に付きすぎるのが難点。剣に魔力が満ち眼前の男に振り下ろそうとした、的な文章を書くためにおよそ5行ほど頁を使うのがザラってのがなあ。
今回も爽やかさの欠片も無い血で血を洗い骨で骨を払うような物語。
残されたものの旅立ったものもどいつもこいつも必死こいて死ぬまで生きるがいいですよ。
352冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)