ノルマ到達

マリア様がみてる キラキラまわる今野緒雪
これまた大分前の話ではあるが散々な結果に終わった紅薔薇姉妹とその家族による遊園地デートのリベンジの回。
ただしクリスマス会参加者達も自由参加可能ということもあり大所帯での一大イベントに。
楽しい一日になる、と皆が思った前日の思いはどこへやら、全てのメンバーが何らかの問題を抱えた状態で一同集合の形に。
というわけでメインは遊園地自体ではなくそんな気まずい状態になるに至った理由とその解消方法についてだったり。
メンバーが多い分視点がコロコロ入れ替わるのが少々面倒な感じではあったものの、シリーズの中の一冊としては結構重要な話が多く入ってたんじゃないかなーという気がしないでもない。
363冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)


『ねくろま3。』平坂読
大嫌いな超絶ネガティブネクラ女が全体の1/3を背負ってしまってるため少々読み始めのテンションが下がってしまったものの、相変わらず馬鹿で低俗でエロエロでパロパロな感じ漂う内容で全体的には満足。
これまでのシリーズと違って主人公が歪むことなく真っ直ぐな感じなのが本格的ファンタジーっぽさを少しなりとも感じられる要因なのかなー、その分周囲のキャラの狂いっぷりはとてつもないが。
今回はアルバイトと料理対決と敵との戦闘を程よいバランスで描いたわけだが、正直妙にこってる感じの戦闘、というか魔術関係の詠唱とか設定が蛇足な感じがするのは俺がこの作者に求めているのがそんな概念じゃないからなのか作者自身の力量不足なのか。
まあ読書なんてのは主観で楽しむもの故どちらでも同じこと、なんだけど。
364冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)

『姫宮さんの中の人3』月見草平
主要人物の誰も彼もが素直さの欠片も無く現実から眼を背けまくりなため話の流れが全くスムーズではないこのシリーズ。
またもや妙な新キャラが登場し即座に敵対宣言をかまし身内レベルのキャラを取り込んで真正面から不意うってくる状況。
読めば読むほど中の人の人格は作りこみすぎだろこれというほどにうそ臭いし、正直今回良かったのは二次元オタの彼の生き様ぐらい。
ぼちぼち終了っぽいので最後まで読むつもりだけれど、色んな点で惜しい作品。
365冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)


ゼロの使い魔13』ヤマグチノボル
正直そこそこ飽きが来ていたこのシリーズだが、今回久々に物語/人間関係/裏設定、などなど全てが一気に展開。
時間稼ぎ的な部分が全く無い構成であり、久々に傑作ともいえる一冊に仕上がっていた。
今回の肝としては新たな虚無の担い手の登場/世界扉の開放/聖戦への布石
とまあ適当に名づけた三つのポイントだけでもゾクゾクするわけだが、ある意味そんなことよりもようやく本音をぶつけ合うに至った飼い主と使い魔の恋愛模様に拍手喝采したい程に盛り上がった俺が。

残念ながらまだまだこの物語が続くと作者本人が書いてしまっているので今の盛り上がりのまま突き進むってことは無いようだが、時間稼ぎをやめて真っ当に物語を先に進めたとき、このシリーズは普通に面白いということが改めて認識できたので期待を込めて楽しみ続ける予定。
366冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)