するがモンキー

化物語<上>』西尾維新
一昨年初めて読んだ時は久々の維新節の復活に感動、というか爆笑した俺なのだが、その語本編無視の爆笑掛け合いの最高峰ともいえる作品の幾つかに触れた今の俺が読んだところ爆笑面では以前ほどの満足度を得ることが出来なかった。
その反面、前回は掛け合い部分ばかりにスポットを当ててしまい肝要である本編をおざなりにすることなく楽しめたので満足度としては以前と同程度のものを得ることが出来た。
この物語では怪異に出会った三人の少女と、怪異と出会い終わった一人の少年とが変なオッサンの協力の下悪戦苦闘するわけだが、其々が背負った事情というか怪異と出会う理由となった事柄に対するスタンスの違いから導き出せる物語性の深さが本来の楽しみどころなのかもしれないなあ、とか思ったり。
とはいえやはりエンターテイメント面で捉えるとキャラ同士の掛け合いこそがその真骨頂であるのも確かなんだけれど。
53冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)