二つがクライマックス目前

ソード・ワールド・ノベル 輝け!へっぽこ冒険譚3』秋田みやび
時系列的に物語を考えるとパーティ結成後殆ど休む間もなく戦闘し続けてることになる我らがへっぽこーず。
小説版の物語も段々と続いていき、多分次辺りでこのセッション、というかシリーズは終わりそう。
相変わらずな内容なので目新しい面白さはないのだけれども、リプレイ同様回を増すごとに冒険者らしく/仲間らしく成長している彼らの様子が微笑ましい。
結局キャラクタに関して言うと近年のソードワールドの中では彼らがベストだよなあ、ラノベ的には。
65冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

フルメタル・パニック せまるニック・オブ・タイム』賀東招二
いよいよクライマックス直前であり、込められた情報の量及び重要性がかつてない程である。
同時に戦闘描写も半端なものではなく、人間関係の変化どころかキャラクタすら変化しまくる状況。
ウィスパードの秘密/予測すら出来なかったASを始めとするテクノロジー誕生の謎/レナードの真の目的、などなどの重大事象が次々に明かされる。
そしてこれまでシリーズを追ってきた読者の全員が認めたくないであろう大事件も起こるわけだが・・・完全にネタバレになるので省略。
もう一度言うが、いよいよクライマックス直前である。
本当に次で終わるのかは全く解らんが、一日千秋の思いで待ち焦がれよう。
66冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)

『BLACK BLOOD BROTHERSs 5』あざの耕平
シリアス度数零の日常編を描く短編集その五。
今回は本編6巻以降、短編4である”クイーンM”編直後を描いた四つの短編と、二十世紀後半の吸血鬼社会を描いた中編一編の計5編。
日常パートの面白さは相変わらず最強、本気であざの耕平の作る短編の切れ味は異常すぎる。
中編のほうは実質的には散発的な連作短編の集合体といった感じで、これまではとある時代の一風景を描いていたのがおよそ40年の間に世界中で起こった色んなことを一枚ずつ切り取ったようなオールキャストの一編でこれはこれで味わい深かった。
んで、残念というか、まあわかっていたことではあるものの、あとがきにて短編集は残り一冊ということが正式に発表。
本編自体クライマックスに向けて驀進中なので仕方ないのだけれども寂しい気持ちは湧き上がるわけで。
67冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)