二冊

零崎曲識の人間人間西尾維新
零崎一賊”シリーズ第三弾。
零崎唯一の菜食者にして少女趣味、零崎曲識が体験した”大戦争””小戦争””最後の戦争”を含む4つの物語を描いた一冊。
最後の一つを除けばあくまでも脇役としての存在に徹する彼であり、曲識というよりも零崎自体を描いた感じの強い話でもあり、それはつまり最終巻であるところの人識に繋ぐための物語ともいえるかも。
膨大な過去話と伏線を置き去りにしたまま大団円を迎えた戯言シリーズを補完するシリーズでもあるため、どのような形であれ読者は大歓迎ってのが正直なところであり、一冊の本として読むだけでも充分面白く、シリーズ内の一冊としてみれば超満足な一冊でもあるからして、非常に良い。
当然のように次々に最強やら最終やら最悪やらが出てきて結局のところ誰が一番強いのかわからなくなる・・・ということなど欠片もなく、どうなろうとも赤と橙が頂点であることが確定している世界観だから逆に好き勝手色んな能力投入してもいいんだろうなーとしみじみ思いつつ。
77冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)

デュラララ!!×4』成田良悟
毎度のように雑多なキャラクタがいつもにましてややこしい一連の騒動に首を突っ込み其々に大変な苦労を強いられつつも敢然と立ち向かい結果的に一つの何かに収束して大団円を迎えるお話ではあるのだけれども、次々に現れる新キャラと前後し続ける時系列と転換しまくる場面に翻弄されて読んでる間中頭の中が全く整理されない状態に。
起こった事件自体はそこそこでかかったものの、基本的にはメインキャラの日常風景を掘り下げて逝った結果、という感じなので多少は優しい内容といえなくもないかも。
まあ”大事な何か”を守りたいと必至になる奴らの生き方ってのは清清しくも眩いものだよなーと改めて感じさせられたり?
78冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)