階段

学校の階段8』櫂末高彰
缶バッチが生徒会長に就任した直後。
二学期の終業式に行なわれる階段レースの対校戦とそれに付随する幾つかの因縁までを一気に描いた一冊。
シリーズ開始当時から誰も彼もがある程度の成長を見せており、さすが主人公とでも言うべきか、なかでも最も著しいのが缶バッチ。
今回は前段階では勝算が見当たらない相手と決戦することが序盤で決定し、なれぬ生徒会長業務と修行をこなしつつ短い準備期間に忙殺されてみたり。
作者がこなれてきたのか最初に比べるとレースをはじめとする色んな描写に、所謂”我武者羅”な部分が減ってきたような印象は受けるが、その分構成や表現自体は向上してるので問題はない。
毎度のお約束も忘れずピンポイントに放り込んでくるし、そういった意味ではお見事。
流れ的にどうも3年の卒業あたりでシリーズ完結となりそうなのでもう終盤に入ってきたのかなーという予想が立ってきてしまったのだけれども、最後まで駆け抜けてほしいと思います。
102冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)